こんなものを買ってしまいました。

三浦・湘南・真鶴の釣り場ガイド
店頭では販売されておらず、amazonで中古本を購入しました。にしては美品です。
三浦・湘南・真鶴の釣り場98ヶ所の概要や詳しいポイント、魚種別の釣り方、詳細マップ、行き方などが紹介されています。
どこも行ってみたいのですが、ガイドブックをぺらぺらめくっていて目に止まったのが油壺湾。
ガイドブックによると
・磯釣りファンに古くから人気
・年間を通してクロダイが狙える
・5mから15mほどちょい投げでシロギスやカレイが狙える
・3月主に狙えるものは、クロダイ、メジナ、ウミタナゴ、メバル、シロギス、カレイ
釣り場も奥まっていて穴場感があり、興味津々。
ということで、ライトゲームタックル片手に様々な釣り場をめぐる釣行見聞録第2弾は『油壺湾』です!
ネットでも調べたんですが、どうやら湖のように穏やかだとか。
のんびり釣行派にはもってこいの釣り場かもしれません。
ちなみにガイドブックではこんな風に詳しく解説されています。このガイドブックをもう販売してないなんてもったいない。ムックさん!中古品は定価より高く取引されているんですよ!

詳しい解説でわかりやすい
油壺の釣り場は、大きく3つのエリアに分かれていて、一日で全部回るのは難しそう。今回は油壺湾に面した「験潮場の磯」だけ偵察してみたいと思います!
目次
油壺駐車場(市営駐車場)

油壺駐車場 ローカル感がいいですね
10時30分に駐車場到着。市営駐車場は周年一日510円。
良心的。
料金は、係員がいたら前払い。
ネットの情報によると、夜間など係員がいない場合は、後払いで良いらしい。
道を挟んですぐ近くに別の有料駐車場もありましたので、満車の場合はそちらも利用できそうです。
冬は空いてますが、夏場は混むんだとか。

市営駐車場のトイレも綺麗
油壺湾「験潮場の磯」へ
油壺湾「験潮場の磯」の場所は、こちら。
市営駐車場から油壺マリンパーク方面に進み、徒歩5分ほどで釣り場に到着しました。
思いのほか近いですねこれは。
近隣の釣り場全部回れそうな気がして来ました。

油壺験潮場入口の看板
油壺験潮場入口の看板脇にある階段を降りると、験潮場と油壺湾が見えて来ます。

験潮場と油壺湾
験潮場には、潮位を自動的に精密に記録する験潮儀が設置されていて、高さの基準や土地の変動を調べる資料になるそうです。へ〜。

壊れかけの桟橋には先行者
桟橋。
先行者の方はどうやら自分で足場を持ってきて組み立てたようです。
この方が帰った後は、足場がありませんでした。
普段は穴が空いてます。

験潮場脇の小磯
この日は人が少なかったので、験潮場のすぐ脇の磯に釣り場を確保できました!
奥にも磯が続くのでまだ数名入れそうですが、最盛期はすぐにいっぱいになりそうですね。

小磯が続く
噂通り浅い釣り場。
そして本当に湖のような穏やかさ。
さすがに真昼間にメバルやクロダイをルアーで狙うのはちょっと厳しそう。
またフカセ釣りをしている横で、チニング用ホッパーをちょぼちょぼやるのも迷惑ですしね。
はい、そんなこともあろうかとちょい投げ仕掛けを用意して来ました。

家に余っていた仕掛けとアオイソメ
ミニチュアのような5号のちょい投げ用ジェット天秤に投げ釣り仕掛け。
わたしのライトゲーム用のタックルにはオモリ5号程度がちょうどいい(ウェイトオーバーですけどね)。
5号のジェット天秤でも50mほど飛ばせます!
竿もよくしなるので、餌切れもほとんどないですし、意外と投げやすいんですよね。
とはいえ、いきなり仕掛けを投入するのは根掛かりが怖いので、ひとまずオモリだけ投げて調査。
海底は砂地の感触やコツコツした感触がある程度で根掛かりも心配なさそうです。
それでは、ちょい投げ開始!

時々セレブな船が通る
油壺湾実釣編 -果たして釣れたのか?-
30から40mほど先でちょいちょいブルブルと魚が餌を突く感触がありますが、魚のサイズが小さいのか、針にかかりません。
正体が気になります。
そこで、頻繁にリールを巻きがらサビいて、ブルブルした時にちょいと合わせを入れたところ、魚が乗りました!
キタキタ!
しかしあまり引かないのでサイズは期待できそうもない。
ハゼとかヒイラギとか、そんな感じです。
上がってきたのは、あーなるほど。

正体はメゴチ
口の皮一枚にフッキング。
メゴチとは、小さなコチの総称なんだそうです。

ネズミゴチ
このメゴチは、はっきりとした背びれの斑点が特徴的。
ネットで調べてみたところ、ヌメリゴチの雄にも似たような斑点があるんですが、ヌメリゴチの斑点は切れかかっていて、さらに長い背びれがあるので、こちらはおそらくネズミゴチ。天ぷらが美味しいとのこと。
その後、釣れた魚もまたメゴチ。

青い模様があるメゴチ
もしかして油壺湾は、メゴチだらけ?
小さい方が二匹目に釣れたやつです。
長い背びれがあるようです。
青い模様の顔に長い背びれが2本。
ネットで調べてみるとどうやらこちらはヤリヌメリ。
ヤリヌメリは異臭を放つらしいのですが、花粉症で鼻が詰まっていたので、全くわからず。こちらも天ぷら用に持ち帰ってしまいました。食べると舌が痺れる個体もいるらしい…。毒はないそうです。
二匹釣れたことですし、お昼タイム。
今日はカップヌードルカレー豪華おにぎり付きです。

カレーカップヌードルおにぎり付き
余った汁におにぎりをブッ込もうという魂胆です。
しかし、梅にしたのがちょっと失敗。
梅カレーか、あんまり想像したくないな。
お昼を食べ始めるとトンビが旋回し始めるので、怖いです。
カップヌードルであることを見切っているのか襲っては来ないようなんですが、皆さんも注意しましょう。
お昼を食べ終わってしばらくしたら、急激に天候が悪化し始めました。
湖のように穏やかだった油壺湾も南西風にやられてこの通り。
さっきまでのんびり釣りをしていた場所がこの状態。
春って時々こうなりますよね。
春の油壺湾には、メゴチが住んでいるということで、今回の調査は終了。