湘南エリアの漁港では、毎年5月頃に、イワシや小サバ、小アジなどが回遊し始めます。
暑くも寒くもなく、釣れる魚種も増えてくるので、ファミリーフィッシングをスタートするのに最適な時期です。
わたしがはじめてファミリーフィッシングをしたのも5月上旬のゴールデンウィークでした。
釣り場は、平塚漁港。
トリックサビキでヒイラギや小サバ、トウゴロウイワシなどが釣れ、時々30cmほどのボラもかかり、親も子供も十分楽しむことができました。
今回はファミリーフィッシングにもおすすめの平塚漁港で小物調査をしてきました!
目次
平塚漁港
相模川河口にある平塚漁港(平塚新港)。
釣り場のキャパシティーは十分。のんびり小物釣りにおすすめの漁港です。
平塚漁港の釣り禁止エリア
フィッシャリーナでの釣りは禁止です。
また堤防外側のテトラ地帯は立入禁止となっています。
釣り可能エリアでも船が係留されていたり、発着も多いので、釣りをするなら船マークのないところがおすすめ。
ひらつかタマ三郎漁港駐車場
駐車場は、漁港に隣接したタマ三郎漁港駐車場を利用。
平塚漁港だけじゃなく、相模川河口や平塚海岸、少し歩きますが上流にある須賀港まで徒歩圏内です。
ただ早朝営業していないのが残念。
営業時間は、6月~10月だと7時〜18時まで。
日が上がりきってからの釣りになります。
平塚漁港に到着
午前8時、すでに多くの人が釣りをしています。
やはりファミリーで楽しむ方が多いようですね。
テントを張っている人もちらほら。
日影のない釣り場では、テントがあるといいですよね。
平塚漁港出入口付近で釣りスタート
釣り場を見回っているうちに漁港出入口付近まで来てしまいました。
漁港内では、ちょい投げとサビキの人が多く、サビキでは小サバがポツポツと釣れているようです。
ここだとちょっと外側すぎる気もしますが、試しに少しだけ竿を出してみたいと思います!
今日の釣りは、トリックサビキ。
不覚にも家に余っているアミ姫を忘れてしまい近くの浦田釣具店で新しく調達して来ました。
相変わらずフルーティーな香り。
ちなみに、店主の話では相模川河口でコノシロが釣れているそうなので、最後に覗いて行こうと思います。
さっそくアミ姫を擦り付け、仕掛けを投入。竿はいつものメバリングロッド。
水深は浅く3mほど。
他よりもやや潮の流れが早く、撒いたコマセが流されます。
わたしが釣りをしている漁港出入り口からほんの30mほど漁港内側では小サバが釣れているようですが、こちらには回ってきません…。
30分ほど様子を見ましたが、どうやらここまでは回遊して来ないようなので、漁港内側へ移動です!
平塚漁港内へ移動
ちょっと移動するつもりが、結局大移動。
先ほど竿を出したのは赤い矢印あたり。
黄色い矢印あたりから内側で小魚が回遊しやすく、今日も内側で小サバがポツポツと釣れています。
トリックサビキなら内側がおすすめ。
ただ、ちょい投げでシロギスを狙いたければ外海寄りが有望。
なのでちょい投げ&トリックサビキのファミリーフィッシングなら黄色い矢印あたりがベストポジション。

平塚漁港でトリックサビキにおすすめのエリア
釣りを再開。
しばらく海面を眺めていると10分に1度くらいのペースで、10cmほどの小サバの群れが通り過ぎます。
ところが、トリックサビキを完全にスルー。
撒いたアミ姫もスルー。
サビキを揺すってもスルー。
これは、絶望的…。
周りもちょっと苦戦している様子。
針のサイズが合わない?
今回使用したトリックサビキのハリのサイズは4号。
いつもなら小さいイワシや小サバでも十分釣れるサイズなんですが、この日のサバは釣れません。
しかし、お隣のご家族は、大小2種類の針を用意して来たようで、見事に小サバを捉えています。
どうやら針サイズ2号程度の小さい仕掛けにポツポツかかっているようです。
またコマセは冷凍ブロックのアミコマセ。
アミエビが一度冷凍されることでちぎれやすかったり、崩れやすかったりするためか、針についたアミエビは、アミ姫のものより一回り小さい気がします。
撒いたアミコマセにもちゃんと近寄って来ているようですし、アミ姫との違いを感じました。
もしかしたらあの臭い匂いも関係しているかもしれません。
今日の小サバには冷凍ブロックのアミコマセの方が合っているようです。
もし小サバがなんらかの理由でアミ姫嫌いだとしたら、イワシと小サバが同時に港内を回遊している場合、小サバを避けてイワシだけ釣ることができるのでは?
機会があれば、ちょっと試してみたい。
しばらく粘りましたが、小サバ釣り、完全敗北です。
またまた場所移動です!
相模川河口へ移動、そしてついに魚が!
小サバが釣れなかったあみ姫ですが、気軽に移動できるのはメリットですね。
冷凍ブロックアミコマセだと一度封切ったら、移動も億劫になります。
最後に相模川河口へ移動。
漁港から徒歩5分ほど。
こちらは河口ということもあり小さい子供には危険です。
さすがに子供連れはいませんでした。
こちらもちょい投げとサビキが多いです。
そして店主の言う通りコノシロが回遊しているようです!
引き続きトリックサビキです。
仕掛けを底まで垂らして待つこと3分。
本日初めて置き竿がブルブル揺れました!
ついに魚が!
噂のコノシロが釣れました。
なかなか良いサイズです。
小骨が多いので酢締めの刺身でいただくと美味しい魚です。
釣れた時間は、ほぼ干潮。
釣れた仕掛け(のパッケージ)。
ハリスが0.6号なのでコノシロを釣るには少し細いので、釣り上げる際は、ゆっくりリールを巻き、勢いよく抜き上げず、慎重に持ち上げました。
魚が暴れて仕掛けがぐちゃぐちゃに…。
トリックサビキでよくあることで、これはまだマシな方。
針が小さい仕掛けになればなるほど、ラインも細く、ぐちゃぐちゃになりやすいのが難点。
こちらは近くにいた人の釣果。
ちょい投げではシロギスがポツポツ釣れていました。ちょい投げいいですね。
11時ごろまで河口で遊び、撤収しました。
5月の平塚漁港でファミリーフィッシングにおすすめの釣り方
まずはちょい投げ。ターゲットはシロギスです。
見た目が綺麗ですし、何より食べて美味しい。
ヌメヌメせず、めちゃめちゃ暴れることもないので、子供でも扱いやすい魚です。
小魚よりもサイズが大きいので子供のテンションもアップ。
外道でヌルヌルのヒイラギが釣れるので、フィッシュグリップがあると便利です。
ターゲットは、イワシ、小サバ、小アジなど。
トリックサビキであれば、平塚漁港の隣の大磯漁港もおすすめで、同じような魚種が釣れます!
トリックサビキのコツ
仕掛けを揺すらない
トリックサビキは仕掛けを入れたらあとは待つのみ。
普通のサビキなら上下に動かして魚を誘いますが、トリックサビキは、あまり動かすと針からエサが外れてしまいます。
仕掛けを投入する時もゆっくり餌が外れないようにします。
釣れる棚(水深)を探す
次に気をつけたいのは、仕掛けを入れる水深です。
魚が泳いでいる水深を探します。
同じ釣り場でも、上層、中層、低層と分けて仕掛けを垂らします。
ファミリーフィッシングで数本の竿を持っている場合は、それぞれ水深を変えると効率的です。
一度釣れたらまた同じ水深を狙います!
針のサイズ
針のサイズが合わないと、魚が釣れません。
今回、わたしがやってしまったパターンです。
なるべく小さいものを一つ用意しておくと良いです。
ただ小さすぎる針は扱いづらいのも確かで、一長一短ですね。
ボラに注意
ボラがうろうろすることがあり、トリックサビキにもかかります。
大きなボラは、置き竿を海に持ってくほどのパワーがあるので、荷物などで竿を固定しましょう。
それでは、良いファミリーフィッシングを!